失敗するのが恥ずかしくて行動出来ない。本当は言いたいことがあるのに、浮いちゃいそうで言えないと思っている人はいませんか。
恥から解放されために必要なのことは、信頼できる人に自分が恥だと思っていることを話すことです。
いやいや、ハードル高すぎでしょ!!と思ったかもしれません。もちろん最初から恥の体験を人に話せたら苦労しないでしょ。
ただ、自分の弱みや失敗体験を他人に話すことの自己認識と他人が受け取ったあなたの印象はかなり違います。
自分が恥ずかしい思いをしたことを友人に話したら、弱みを握られたや間抜けなやつだと友人に思われるのではないかと思ったのではないでしょうか。
逆に、友人が自分の失敗体験をあなたに伝えてきたらどう思いますか。
この人は自分の弱いところに向き合えるので信頼できると思ったのではないでしょうか。
自分の弱さを受け入れて、それを話すことはあなたの信頼性を高めることにつながるのです。
メリットは分かったけど、やはり怖いもの怖いですよね。そんな方には恥を開示するために必要なことを書いていきます。
自分に出来そうと思ったものがあったらひとつでも試してみていかがでしょうか。
恥の正体
恥とは自分が集団から外れてしまいそうになった時に危険を体が教えてくれている
恥とは自分が他の人とは違っていると思った時に隠れたくなったり、自分の理想から外れた行動をした時に感じやすいです。
例えば、人前でオリラジの中田敦彦さんみたいな喋りをしたいと思っている人が噛み倒したり、わかりづらい説明をしているとき
『だめだー!!帰りたい。。。』と思ってしまうのが恥です。
また、他人から雑な扱いをされた時に自分の価値が大きく下がってしまったと感じ恥の感情が現れます。
恥と罪悪感の違い
恥は自分の存在や価値が否定されたと感じているのに対して、罪悪感は自分の行動に関して良くなかったと感じています。
罪悪感は行動にフォーカスしているので、謝ったり、自分の行動を改めるなど対処が素早く取れます。
しかし、恥は自分自身に感情のベクトルが向いているため頭が真っ白になったり、身動きがとりづらいのが特徴です。
恥と罪悪感を区別できるようになると、自分が間違っているのではなく、行動がその場に合っていなかった。だから相手に謝ろうと対処することができるのです。
罪悪感 | 恥 | |
関係性 | 行動 | 自分 |
行動の必要性 | 感じている | 心が麻痺していて 動けない |
自己肯定感 | 行動しないと下がる | 下がる |
自己感覚
自己感覚とは自分の価値を自分自身で評価している感覚のこと
自己感覚が低い状態の人は幼少期の時に親や身近な大人たちにあたたかい愛情を受けてこなかった可能性があります。
自分が恥を感じたり、助けて欲しい時に対処を手助けしてもらえないでいると、対処出来ないことから自己価値を下げようとしているのです。
そういう方々は目に見える成果がないと自分に価値がないと思うので、学校の成績や仕事の成果、SNSのフォロワー数、年収を追いかけるようになります。
他人が定めた基準すなわち他人軸で生きていると上には上がいるので、自分のことを認められずに苦しくなっていきます。
つまり、自己感覚が低いのは頑張っても不幸。何もしなくも不幸なので高く下なければなりません。
どうすれば、自己感覚は高くなるのでしょうか。
- 自己理解をする
- 恥と向き合う
- 恥からの自己防衛としての偽りの自分を認める
自己理解をする
他者からフィードバックをもらう
自分は他人から見てどのような人間に見えるのか聞いてみましょう。
どんなこと聞けばいいのかわからないと思っている人は、自分が聞きやすいこと聞いてみてはどうでしょうか。
自分は何をしている時が楽しそうに見える?
自分は何が得意そうに見える?
私の課題ってなんだと思う?
自分が思っているよりも自分自身を客観的にみることはできません。新しい発見があると思うので、怖いかもしれませんけどやってみる価値はあると思います。
恥と向き合う
恥を感じやすい状況を知る
自分がどういう時に恥を感じやすいのかを知ることで、心の準備ができます。
例えば、私の場合は高圧的な人が目の前にいて命令されると、その場から立ち去りたくなります。
そのことを知っているので、「この人は自分のことを大きく見せようとしないと自分を保てない可哀想な人なんだ」と思うと恥の感情に飲まれないようになります。
恥の感情を思い出すのは苦しいことです。逃げようって体は言ってきます。ただ、苦しさを乗り越えた後には生きていくのが楽になった感覚と自信が手に入ります。
目先の楽さをとるか長期の自信を手に入れるかあなたはどちらの選択をしますか。
手紙を書く
自分にとって大事な亡くなった方や全てを受け入れてくれた人に向けて手紙を書いてみましょう。
過去に授業参観で発表した時に間違えて恥ずかしい思いをした。
修学旅行の班を決める時に仲間はずれになってしまった。小学生の時に休み時間中に遊んでくれる人がいなくて悲しかった。
最初は誰にも見せなくていいです。恥を感じた状況を言葉にすると自分と感情との距離がとりやすくなります。
思いやりの目を持って話を聞いてくれる人に話す
自分の話をするのが怖いと感じているのなら、知り合いの話だと言って話しましょう。
もし、相手が親身になって聞いてくれる人だったら実は自分の話だったことを伝えましょう。
私も、友人に高校生の時に修学旅行の班を決める時に誰も入れてくれる人がいなくてすごく恥ずかしかった話をしました。
「今のオガさんからは考えられないですね。驚きました。」
言った時には勇気がいったのですけど、意外と拍子抜けでしたね。
自分を強く見せて守る必要がないと思ったのでしょうね。
恥からの自己防衛としての偽りの自分を認める
自己価値を低く見積もっているため、自分は人よりも有能でありたいと私は思っていました。
何かを足さなければ恥ずかしい存在だと思っていて、仕事や学校の成績など見える成果を求めていました。
有能な自分になったら、この不安から解放される、もっと楽になると思っていました。
しかし、その世界線は不安ではなくなりません。弱くていい、できないことがあっていい自分を受け入れることでしか恥をかくかもという不安から解放されることはないのです。
もし、何も出来ないことがない完璧な人が友人にいたらどう思いますか。あなたのことは助ける必要がないし、私いらないよねって思いません。
弱さこそが人と人が繋がるための接着剤なのです。
だから、平凡で傷つきやすいし、愛情を求めていることを認めていいです。そうやって自己開示をすると人はあなたのことを信頼するのです。
信頼されるあなたは自分でいることに満足できますよ。
まずは、あなた自身が最高の友人に
恥と向き合うには苦しみを伴うので心が整っている必要があります。
そのために自分がどういう時に満たされるのか知りましょう。
- 体を動かしている時
- たくさん寝た時
- 好きな映画を観ている時
自分へのご褒美をリストにしておくと、迷わずに実行できますよ。
私は、友人や大切な人にかけられた嬉しい言葉を自分に手紙を書いています。
毎日自分と向き合っててすごいな。子どもが自分の頭で考えられるようになるには自分が身近に行動するのが一番だもんね。成長を目指している姿はマジでかっこいいと思うよ。
まとめ
- 恥の感情とは、集団から外れないように危険を教えてくれるセンサー
- 恥と罪悪感の区別をつけられるようにすると対処しやすい
- 自己感覚が低いと他人の評価ばかり気にしてしまい不安になる
- 恥への対処法は自己理解し、恥の体験を手紙に書き出し、人に話す
- まずは、自分を労わることから
自分との向き合い方がわからなくて困っている。自分のやりたいことや得意なことがわからない。と思っている方は私が力になります。
自己理解を通して1人でも多くの人が生まれ変わっても自分でいたいと思える人になって欲しいです。
相談をお待ちしています。
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