後悔が大きすぎて消えて欲しい。後悔したことばかり考えて頭の中がグルグルしていませんか?
後悔は人間が生き残るために必要な体の機能です。しかし、取り扱い方を間違えると自分の心を蝕んでしまいます。
感情とは、向き合って思考することによって行動に移すことができます。
例えば、私の場合「感情」受験で失敗した時のことを後悔しています。
「思考」本当はその学校に通って自分の夢だった教師になりたかった。自分にあった勉強方法をもっと試せばよかった。という思考があります。
「行動」うまくいかない時には今のやり方に固執せずに工夫していくことを学ぶことができます。
後悔と向き合うことは苦しいです。しかし、後悔と向き合った時に自分にとっての正解の行動が見えてきて、自分のありたい姿に近づける。つまり、成長できる力が手に入るのです。
そうは言ってもどうやって後悔と向き合って成長していいのかがわからないと思います。
なので、この記事では後悔を力に換えて成長する方法を具体的に説明していきます。
後悔のメリット
- 意思決定の質が上がる
- パフォーマンスが向上する
- 人生の充実度が上がる
意思決定の質が上がる
過去に対する後悔が強い時ほど、今決断することに長期的な視点で見ることが出来ます。
パフォーマンスが向上する
後悔は自分を過去にタイムスリップさせることで、次の行動の質を高めることが出来ます。
例えば、テストの点数が悪かったことを後悔しているとします。
次のテストでは悪い点数を取りたくないので、準備を万全にしようとするので、点数も高くなります。
自分がやりたくないなと思った時に、未来の後悔している自分を想像することで、先延ばしを防ぐことが出来るのです。
人生の充実度が上がる
人間の充実度は行動量によって決まります。後悔していることを思い出す事によって行動量が増えて、充実度が高まるのです。
後悔を成長に変える方法
学びを見出す
失敗した事実を書き出す時に肯定も否定もしないことが重要。後悔と向き合う時にやりがちなのは、他人や環境のせいにすることです。
確かにその可能性もあります。しかし、後悔と向き合い成長するには自分の至らなかったことに対して反省する必要があります。
本当はどうしたかったのかを言語化することによって、後悔を力に変えることができるのです。
自己受容
自分の苦手なことや環境について深掘りしていくことで、自分のできないこと認めます。
例えば、私の場合予定をすぐに忘れてしまいます。レンタルビデオの延滞料金だけでいくら損をしたのか分からないぐらいです。
なので、自分の記憶に頼ることをやめて、リマインダーで設定したり、周囲の人に忘れないように声をかけることで防ぐことが出来ています。
失敗した時の後悔の感情を利用して、すぐに対策を実行することが重要です。
目標を再設定する
自分が成し遂げたかった目標が未達成の時に、後悔の力を使って計画を練り直します。
何が良くなかったのか?目標の数字が厳しすぎたのか?そもそも、この目標自体が本当に達成したいのか?
後悔は自分の理想と現実のギャップを埋めようとするので、目標を達成することのエネルギーになるのです。
自己反省
自己反省する時には、『何?』を使うようにしましょう。『何で?』という問いを使ってはいけません。なぜなら自分を責めることによって、その行動から遠ざかろうとするからです。
例えば、ダイエットしているときにドカ食いをした時に、なぜドカ食いをしてしまったのか?と自分に質問していると、自分が意志が弱いからと自分にフォーカスしているのです。
大切なのは状況を正確に知ることです。だから、何が良くなかったのか?上手くいっている時とうまくいっていない時何が違うのか?
『why?』ではなく『what?』を使うことによって、後悔の力を最大限に発揮することが出来ます。
自分の強みを見出す
自分が後悔していることの中に強みがあります。なぜなら自分にとって重要ではないことは覚えていないからです。
ここでいう強みとは得意で成果の出しやすいことです。
例えば、私の場合大学受験に失敗した時に国公立の5教科7科目は自分の一つの事を極めたいという性格からは向いていなかったです。
だから、これからはやることを出来るだけ少なくする事によって成果を出しやすくなります。
このように後悔は自分の能力やパフォーマンスを発揮しやすい状況を教えてくれるのです。
ポジティブな側面を見つける
後悔していることにいいところはなかっただろうか?後悔していることがもっと悪い状況になった可能性はなかっただろうか?
という問いをかけてみます。
例えば、好きだった人に告白しなかったことを後悔しているとします。告白しなかったことで、友人としてその人のことを深く知ることが出来たと捉えることで、告白しなかったことを前向きに捉え直すことが出来ます。
もし、告白して振られたら2度とその人と話すことが出来ずに苦しい思いをしていたかもしれません。
後悔していることをやらなくてよかったと考えているわけではありません。
後悔に苛まれていることで行動出来ないくらいなら意味を捉え直したほうが行動し、成長に繋げることができるのです。
後悔を力に換えて成長する方法はわかったけど、やっぱり後悔と向き合うのが怖いのではないでしょうか。
それは、後悔などネガティブな感情を悪いものとして捉えているからです。
後悔と向き合うために必要なこと
後悔は未来を良くするために、起きている感情です。自分が思い描いている理想と現実のギャップを埋めようとする思考が生まれ、行動に移すことができるのです。
感情に飲まれないためには、感情と距離を取ることが重要です。
自分の後悔している体験を紙に書き出す
感情に飲まれないようにするには、客観視することが大事です。客観視するには、文字にすることで感情と距離を取ることが出来ます。
自分の後悔している体験を人に話す
紙に書き出した体験を人に話すことで、後悔のによってもたらされる心の重荷を軽くすることが出来るのです。
私たちは、自分のネガティブな体験を話すのは恥ずかしい思いをするかもしれないと思って木が進みません。
しかし、人に話すことで自分の心が軽くなったり、感情を筋道がわかるように整理することで感情に飲まれなくなるのです。
自分に優しくする
自己批判を繰り返してると、ネガティブな感情になりたくないので、回避したくなります。
そうすると、後悔を力に換えて行動することが出来ません。じゃあどうすればいいのかと言うと自分に優しくすることです。
どのように優しくすればいいのかというと、友人が過ちを犯してしまったときにかける言葉を自分に話しかけます。
例えば、プレゼンで失敗した時に
大丈夫だよ。誰でも失敗することはあるさ。次はもっと準備に時間をかけられるといいね。
と友人に声をかけるように自分を励ますことで、失敗が怖くなくなり後悔を力に変えることが出来るのです。
まとめ
- 後悔のメリットは①意思決定の質が上がる②パフォーマンスが向上する③人生の充実度が上がる。
- 後悔を力に変えて成長する方法は①自己受容②学びを見出す③目標を再設定する④自分の強みを見出す⑤ポジティブな側面を見つける。
- 後悔と向き合うために必要なことは①後悔していることを紙に書き出す②後悔していることを人に話す③自分に優しくする。
自分の得意なことが分からない。自分の感情との向き合い方が分からないと思っている方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
コメント